【完】うぶな私がイケメンチャラ男と恋するまで
「璃乃は今日も勉強?」
「ううん!今日は教えてもらったお礼に幸大くんと駅前のカフェに行くんだ!」
私がそう言うと悠子はニヤリとして
「ほぅ…それはもう立派なデートですねぇ?
いいなぁ、何か上手くいってるじゃん。良かったね」
あ、そっか…これはデートになるの?!
お礼としか思ってなかったから全然そんなつもり無かったんだけど…
そう思ったら緊張してきた……
「悠子は、彼氏作らないの?
すぐ出来そうなのに…」
私の問いに対して悠子は自分の頭に手を当てながら
「私ねぇ…うーん何か引っかかってるんだよね、その何かは分からないんだけど。
誰かを待ってる?みたいな…」
「それって白馬の王子様!?
わぁ…ロマンチックだね!」
そんなんじゃないよ、多分…
って言うけど顔は満更でもなさそう…だよ?
「私の話は置いといて!
委員長、待ってるんじゃない?」
ぱっと周りを見ると幸大くんがドアの所で立っていた。
私と目が合うと笑顔で手を振ってくれる。
背中を悠子に押されて、幸大くんの隣に並んで歩く。
最初はなんとなく気まずかったものの(悠子がデートって言うから余計に緊張して)だんだんとカフェに近付くにつれて会話が増えていった。