〜甘く、危険な恋〜止まない、愛してる。

「そんな、好きなんかじゃ……」

強く否定するつもりができなくて、逆に顔がさらに赤らんでくる。

「誰を好きになろうと興味はないですけど、あの人はいろんな噂も多いですよ?」

「……噂?」

キーボードを打ち込んでいた手を止める。

「ああ、まぁほとんどはやっかみなんでしょうけど、それだけ周りの目もあの人に向けられてるってことなんでしょうね」

言って、

「…まったく、イケメンはいいよな…注目されて」

くくっと笑って、

「ま、注目も良くも悪くもですけどね…」

と、付け加えた。



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