マ王の花嫁 
「確かに驚くべき事ですが、それ以上に恐怖もあります。夢の内容にもよりますが。私は・・・できれば、予知夢なんて見たくない。母様のように、癒しの力が私にあれば良かったのに。そうしたら、病気のフィリップを癒すことができる。母様だって癒すことが・・いえ、生き返らせることができたかもしれない。それに・・・もしあなたが怪我をしても、私は・・・癒すのに。殺すなんてそんな事、ゆ、夢でも・・・見たくないし、あなたが・・死んでしまう夢なんて、もう見たくないっ」

・・・なんて、そんな私の胸の内をライ様にぶつけても、ライ様だってどうしようもない事なのに。
それどころか、迷惑極まりないはずなのに。

「すみませ・・・・・・」

必死に泣き止もうとしている私を、ライオネル様は自分の方へ向かせると、そのまま唇にキスをしてくれた。

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