マ王の花嫁 
「ごちそうさま!じゃあ行ってきまーす!」
「気をつけてな」
「はーい!フィリップはおとなしく寝てるのよ」
「分かっておる」
「シーザー、フィリップのお世話、頼んだわよー!」
「キャンッ!」

シーザーの元気良い返事を背中に聞きながら、私は迎えの馬車に飛び乗った。
そして「今日薬もらってくるから。じゃーねー!」と私は言いながら、フィリップとシーザーの姿が見えなくなるまで手をふった。

このときの私は、全てがいつもどおりに流れ進んでいると思っていた。
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