見上げた空は広かった
初めてレオとあった日を境にレオとハナの距離が急に近くなった。

ハナも不思議だけれどもレオに至ってはもっと不思議な奴だ。
そんなレオをハナはとても気に入っていた。

まるで双子の兄弟のようにじゃれ合う二人を見ているのは面白い。
でもその光景はたまに俺を切なくさせる。
それは嫉妬とは違うノスタルジックな気持ち。

俺はレオを自分自身にそしてハナをラウラに重ねてしまう。

そしたら一体、ここにいる俺は誰なんだろうー。
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