見上げた空は広かった
気がつくとアルベルトは私を抱きしめていた。
彼の胸に私のおでこが当たる。

胸がキュンっともドキッともしなかった、何故だろう。
その代わり私の心に少しの安堵が生まれた。

アルベルトも私も誰かに自分を受け入れてもらいたいんだ。

その事に気がつくと私はアルベルトを強く抱きしめた。

この手を離すときっと彼はどんどん沈んで行く気がした。
離したら彼は一生1人で孤独の中で暮らしていかないといけないのでは無いかと思った。


あぁ、ずるいよアルベルト。

私だって誰かに愛してもらいたい。
誰かに受け入れてもらいたい。
でも君ほど過酷な出来事なんて人生の中になかった。

でも私だって1人で孤独を生きていた。
貴方がおった傷と同じくらいの傷を私は何もない日常から負った。

何で、君の過去を今の私に話したの?

私だって、私の孤独を伝えたいけれどもきっと貴方の出来事と比べたらきっと甘えてるだけの様に聞こえるじゃない。
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