恋のお勉強はじめました!〜まずはキスから〜
「ごめん、ほんとに・・ちゃんと説明する。俺・・お前のこと・・」

「はいはい、ストップ。お遊びで女を弄ぶようなやつのセリフは信じられないってさ。」

不知火さんが、遮って私の肩を抱く。

私は、それを振り払って嵐さんを睨んだ。

「・・さようならっ。」

「ほのかっ」

「ほのかちゃん、iPhone捨てちゃったらしいからもう連絡もできないな。残念。」

歩き出した私の後ろで不知火さんがそう嵐さんをたきつけるのを聞いていた。

もういい。

もう、どうでもいいや。

「不知火、お前が出てくると話がややこしくなる。頼むから引っ込んどいてくれ。」

「やぁだ。ほのかちゃんエレベーターの中で大号泣してたんだぞ?お前が泣かしたんだろ?」
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