恋のお勉強はじめました!〜まずはキスから〜
そうよ、謝ってほしいんじゃない。

別に・・

「お金持ちの悪趣味なんか、理解したくもない・・。」

呟いて、傷ついてる自分の心に自分で塩を塗りたくってるのが分かった。

ああ、もうやだ。

ほのかは、髪をぐしゃぐしゃとかき乱して言った。

「嫌な女になんか・・なりたくないのに・・。」

言い終えた途端、体が軽くなった。

というより、嵐さんが私を抱き上げている。

抱きしめられている。

「はっ、離してっ。」

呻くように言って、腕で嵐の体をついた。

「ほのかは、ヤな女なんかじゃないよ。俺が言わせてんだな・・。」

耳元で嵐が呟く。

「ほんとにごめん。傷つけて・・お前が好きだ。」

「そんな・・都合のいい嘘・・。」

もう、信じるわけ・・

「本当に好きだ。だから、ちゃんと俺と・・付き合って?」

ギュぅぅぅぅッ

と、胸がしめつけられた。

おのずと、涙も溢れ出す。

ほのかは、首を振って言った。

「また・・嘘、なんでしょ・・。」

信じて裏切られて・・また傷つくのは嫌・・

もう、

「もう・・期待したくない・・。」
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