恋のお勉強はじめました!〜まずはキスから〜
車に乗り込んでも、私の緊張は解けないままだ。

「お嬢さん、シートベルトしましょうか?」

「あ、ハイ。」

お願いします、と搔き消える声で続けて身を小さくする。

嵐さんにシートベルトをしてもらう間も体は固く硬直したままだった。

「1週間経ったら、元に戻ってしまったんじゃないですか?」

車を出しながら、嵐さんがクスクスと鼻を鳴らして言った。

「え・・?」

「この前、今日のこと約束した時には、だいぶん慣れてくれてたと思ったんですけどね。」

あー

確かに。

だって、こんな・・

私は運転する嵐さんの横顔をじっと見つめた。

こんなカッコいいの、1週間ぶりに見たら、やっぱり夢みたいでどうしようもないよね?

「研修ですよ?」
< 43 / 115 >

この作品をシェア

pagetop