恋のお勉強はじめました!〜まずはキスから〜
ズキズキと胸が締め付けられる。

「少しだけ、唇を開けて。」

いいいいいいいい

いやらしいぃぃぃ
いやらしいんですけど・・・ぉ!!

抵抗しかない私の体をゆっくりとシートに凭れかけさせる。

「ほら、まずはキスから、だろ?」

怖くないよ、って微笑んで唇を落とす。

怖い

恐怖しかない

私は多分、もうこの研修を続けられない。

これ以上、この人と一緒にいたら

もう、戻れなくなる。

ううん、もう落ちてる。たぶん・・

重ねた唇から嵐さんが入ってくる。

それを受け入れいている自分を客観的に見ても明らかだ。

もうお勉強は続けられない・・

そう思いながら、目をぎゅっと力を込めて閉じていた。
< 60 / 115 >

この作品をシェア

pagetop