恋のお勉強はじめました！〜まずはキスから〜

いろんなことが頭をよぎったけど、嵐さんの吐息が熱くて・・、私は何も考えられなくなる。

そーっと唇が離れようとする感触に、ほのかはそろっと薄目を開けた。

と・・

肉食獣のようなどう猛な目つきで、ほのかを見つめる双眸が目の前にあって、思わずバチリと目があった。

ドキン

と、心臓の跳ね上がる音が聞こえた。

食べられてしまうーこのままだと、直感でそう感じてる。

だけど、もう目が離せない。

嵐さんは、ベロリと獲物に食らいつこうとする獣のように舌なめずりして私の名を囁いた。

「ほのか・・」

再び、その整った顔が近づいてくる。

ドッドって脈打つ心音に、鼓膜が破けそう。

ううん、それよりも・・このまま・・いいの・・？

嵐さんは、私を好きなんじゃない。

・・お仕事・・なのに・・？

「・・イ・・イヤっ！」