恋のお勉強はじめました!〜まずはキスから〜
顔がカッカと熱くなるのを感じながら、メニューに目を通す。

っていうか、珈琲1杯800円?

たかっ

カフェオレ1000円????

たかっっ

「ホットコーヒーください。」

美味しいに違いないよね。
っていうか、美味しくなかったら詐欺だよね。
訴えて良いレベルだよね。

平静を装うのって疲れる・・

ホットコーヒーとプリントアウトされた予約票を乗せたトレーが、目の前の台に用意されると、店員さんは「個室3番でお待ちください。担当の者がすぐに参りますので。」と言って微笑んだ。

「どうも」

微笑み返してトレーを持ち、さりげなく店内を見回してみる。

個室3番って、、どこよ?

でも、悩んでいる間も無く、オープン席の奥に個室が5部屋並んでいるのを見つけた。

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