恋のお勉強はじめました!〜まずはキスから〜
綺麗な木製のドアに小窓がついているけど、開閉できるようになっている。
おしゃれなフェイクグリーンのリースが飾ってあって、そこに使用中と書かれた札が差してあった。

ほのかは、ドキドキしつつ扉をゆっくりと開いた。

部屋の中は木の香りのするウッドタイルの壁と、大きな観葉植物が置かれている。

それにおしゃれな木のテーブルがあって、そこには既に飲みかけのコーヒーカップがひとつ置かれている。

担当さんの、かしら。

向かい合った椅子に腰掛け、テーブルの上にトレーを置いた。

どうやら、担当さんは席を外しているみたいだけど、すぐ来るって言ってたものね。

このまま待ってたらいいのかしら?

芳しい珈琲の香りを吸い込んで、さてと一口いただこうと・・唇をカップに当てた。
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