恋のお勉強はじめました!〜まずはキスから〜
勝手なことを言うその店員の言葉はもう耳には入って来ない。

面白い?

退屈してた?

じゃあ・・

私のことを気に入ったんでも、悪く言っても興味があったってんでもない。

ただの退屈しのぎ・・暇つぶし・・

オモチャ・・ってこと・・?

ポロポロ、と涙がこぼれていく。

信じてたのに

私のことを少しでもー好きでいてくれるんじゃないのかって・・

その期待さえも粉々にうち砕いた・・。

店員は、手を合わせて私に懇願している。

それを冷ややかに見下ろして、言った。

「五十川嵐は・・どこにいるの・・誰、なの?」

店員は、え?と言って、顔を上げた。

「ああ、知らないか。そりゃそうですよね、あの人、悪い人だなぁ・・。」
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