ハイスペックイケメンなんてお呼びじゃない!~バツイチナースは恋に無関心~
そうして自分のクリニックに戻ると


『お疲れ様、無事に産まれたみたいだね』


こちらはもう休憩に入っていてそう渉先生に言われた。

『えぇ、予測よりベビーが大きかったので何とか保育器ありの救急車に乗って大学附属病院に行きました。』


『そうか、良かったなぁ。』

『えぇ、ホントに。それじゃあお昼休憩頂きますね!』


『はいはい、お疲れ様!』

そうして更衣室に行き、看護師服を着替えて休憩室に行く。


『お疲れ様でした。無事に産まれたって?』

とは香さん

『はい、無事に産まれて、母親の方も大丈夫でした。2人とも大学附属病院に搬送されました。』

そう返した。

『なんか助産師さんだと葉月ちゃん普段よりキリッとしてるね!』

玲奈さんにそう言われる。


『あぁ、確かに。どうも命の現場になるんで気を張るんでこうなっちゃうんですよね。』


助産師の仕事になるとつい気を張るのでいつもと違うとは前の職場でも言われていた。


『このギャップに弁護士先生もさらに惚れたかな、フフフ』


え?なんでみんなそんな事知ってるのかな?


『うん、美春さん経由よ!週末のデートはどうだった?』



『思いのほか楽しく穏やかに過ごせてびっくりしました。弥生も懐いて眠くなった帰りはおんぶしてもらったりして。』


『ほぉ、あの弥生ちゃんがね!それはちょっといろいろ考えて良いんじゃない?お付き合いしてみなさいよ!』
とは友里さん。


『考えてみます』


そう答えてご飯を始めた。


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