ハイスペックイケメンなんてお呼びじゃない!~バツイチナースは恋に無関心~
お付き合い始める事になりました
side航平


そうして、迎えた水曜日。

ランチタイムから少しズレた時間帯で食事。

でもゆっくり気兼ねなく話がしたかったので今日はVIPラウンジの個室を取って下のフレンチを持って来てもらってランチにした。


とりあえず13時過ぎ、葉月さんを迎えにクリニックのある階に降りて迎えに行く。


東海林内科クリニックに入ると

ちょっとこれから休憩に入るのであろう受付の2人と出会った。


『あらあら、内海先生。こんにちは。』

そう言ってくれるのは受付の宮野さん


『こんにちは、小林さんとランチの約束をしていて。
もう休憩に入ってますか?』


そう聞くと

『えぇ、患者さんは捌けたから今は片付けしてるわね。もう少しで来れるはずよ。』


『分かりました。ありがとうございます。』


『フフフ、先生頑張ってちょうだいね。私達葉月ちゃんに幸せになってほしいの。弥生ちゃんも、いい子だしね。』


『えぇ、頑張りますよ。俺としてももう彼女が居ない生活は想像したくないくらいなので。』

『それなら心配ないわね。』

そう言ったのは神谷さん

どうやら葉月さんはここでとても可愛がられているようだ。


『『無いとは思うけど泣かせたらここのスタッフ全員敵に回す事になるから!』』

ホントに彼女は愛されているようだ。

笑顔だけど目が笑ってないのはよく分かっている。


『もちろん、嬉し涙しか流させるつもりありませんから。』


本心からそう返すと


『『それなら大丈夫ね』』


安心した様に2人は笑って休憩室に入って行った。
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