ハイスペックイケメンなんてお呼びじゃない!~バツイチナースは恋に無関心~
そうして彼女も仕事が終わったのか東海林内科クリニックの方に戻って行った。


助産師の彼女は普段のほんわかした雰囲気は無くキリッと引き締まった顔つきになっていた。


産まれくる命と関わる仕事となればやはり気を張るのだろう。

でもそんな彼女がカッコよくて、また新たな彼女が発見できてとても嬉しかった。



更に気持ちが増した。

どれだけ俺は彼女を愛しく思えるんだろう。
限界なんて無さそうだ。


また彼女と話のできる時間が取れたら良いな。

そして弥生ちゃんも含め3人で出掛けたいと思った。

ホントに早く彼女の隣に居られる権利を得なくては。


そのためには3人で出かける前に2人きりで話をしたい。
どうにか会う時間を作ってもらおう。


善は急げでその相談は渉にする事にした。


お昼休憩の時間帯に会えるように仕事をこちらも調整して、ランチに誘うためである。


『渉、いま電話平気か?』


『お、お前もお疲れ様。大丈夫だぞ!』


『彼女をランチに誘いたい。水曜日は誘っても大丈夫だろうか?』


『あぁ、水曜日なら健康診断の人も少ないからたぶんすんなり休憩に入れるだろうから良いんじゃないか?でも時間帯は13時過ぎから14時半頃までだぞ?』


『分かった、教えてくれてありがとう。』


そうして電話を切ったら今休憩に入ったであろう彼女にメールした。



To葉月さん


今日はお疲れ様でした。

出来たら葉月さんと2人きりでお話ししたく思います。
水曜日に一緒にランチをしませんか?

お願いします。

From内海航平



返事はその日の夕方に来た。


OKを貰えてすごく嬉しかった。
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