俺が愛した、あおいの話
「無理なんだなって思いましたよ。蒼井望さん以外の人は」
バサリと言われたその一言に、一瞬言葉を失った。
今さら傷ついてどうする!
すかさず自分を叱咤した。
「それでも諦められないですよぉー!あんなイケメンいないですから」
「…諦めた方が賢明よ。蒼井以外は、無理なんだから」
蒼井がいなくなったあの日、和也は暴れまくっていた。
部屋中のモノを倒して壊して、壁には穴まで開けていた。
わたしはただそれを見ていた。
止めることも叫ぶこともできずに、
ボロボロになって泣き崩れるまで、
わたしはひたすらそれを見ていた。
あの時に思い知ったんだ。
蒼井じゃなきゃダメなんだって、、、
彼らが過ごした、
たった一年に、
幼なじみは勝てなかった。
「今でも好きですか?和也さんを」
彼女がわたしを見つめて訊いた。
「好きだなんて言ってないでしょ?わたしと和也は、、、ただの友達よ」
和也のことが大好きだった。
小さい頃から今も変わらない。
それでも気持ちは伝えなかった。
これからも言うつもりはない。
幼なじみでいることを選んだ。
一生側にいることを選んだ。
触れ合うことができない立場でも、
このポジションを、わたしは選んだ。
「え?でも、二人は付き合ってたんじゃ…」
「わたしと和也が?あり得ないから」
「だけど和也さん、言ってましたよぉー?さやかさんは元カノだって」
バサリと言われたその一言に、一瞬言葉を失った。
今さら傷ついてどうする!
すかさず自分を叱咤した。
「それでも諦められないですよぉー!あんなイケメンいないですから」
「…諦めた方が賢明よ。蒼井以外は、無理なんだから」
蒼井がいなくなったあの日、和也は暴れまくっていた。
部屋中のモノを倒して壊して、壁には穴まで開けていた。
わたしはただそれを見ていた。
止めることも叫ぶこともできずに、
ボロボロになって泣き崩れるまで、
わたしはひたすらそれを見ていた。
あの時に思い知ったんだ。
蒼井じゃなきゃダメなんだって、、、
彼らが過ごした、
たった一年に、
幼なじみは勝てなかった。
「今でも好きですか?和也さんを」
彼女がわたしを見つめて訊いた。
「好きだなんて言ってないでしょ?わたしと和也は、、、ただの友達よ」
和也のことが大好きだった。
小さい頃から今も変わらない。
それでも気持ちは伝えなかった。
これからも言うつもりはない。
幼なじみでいることを選んだ。
一生側にいることを選んだ。
触れ合うことができない立場でも、
このポジションを、わたしは選んだ。
「え?でも、二人は付き合ってたんじゃ…」
「わたしと和也が?あり得ないから」
「だけど和也さん、言ってましたよぉー?さやかさんは元カノだって」