俺が愛した、あおいの話
行きつけのバーに彼女を誘った。
和也と会う時も使うところで、
できることなら来たくなかったが、こんな時間だし仕方がなかった。
大人っぽくて素敵ですねって、
彼女は喜んでいたけど、
オバサン扱いされてる気がして、わたしの返事はいい加減だった。
テーブルの席に案内されたが、あえてカウンターの席に座って、なにがいいかとメニューを見せたら、「同じモノで!」とすぐに答えた。
「いつものやつでいいのかな?」
マスターが声をかけてくれたけど、
「今日は違うのにしようかなぁー」
そう言って強いお酒を選んだ。
なんだか無性にイライラしていた。
知らない和也が増えていくことに、、、
蒼井が姿を消したあの日から、
わたしだけを頼ってたのに、、、
乾杯したのに沈黙が続き、気まずい空気が漂っていた。
さっさと本題に入りたいのに、ガツガツいくほど素直になれない。
どうやって話を切り出そうか…
そんなことを考えていた時に、
「あたし今日、フラれたんですよぉー」
彼女が沈黙を破った。
「そうなんだ…ん?まさか和也に?」
「あっさりバッサリ、フラれちゃいました!」
それから彼女は喋り続けた。
入社当時から憧れてたと、ダメで元々の告白だったと、全然相手にされなかったと、、、
さっきまで腹を立てていたのに、急に親近感が湧き、「和也は無理だよ。可愛くてもね」
そんな言葉をかけていた。
和也と会う時も使うところで、
できることなら来たくなかったが、こんな時間だし仕方がなかった。
大人っぽくて素敵ですねって、
彼女は喜んでいたけど、
オバサン扱いされてる気がして、わたしの返事はいい加減だった。
テーブルの席に案内されたが、あえてカウンターの席に座って、なにがいいかとメニューを見せたら、「同じモノで!」とすぐに答えた。
「いつものやつでいいのかな?」
マスターが声をかけてくれたけど、
「今日は違うのにしようかなぁー」
そう言って強いお酒を選んだ。
なんだか無性にイライラしていた。
知らない和也が増えていくことに、、、
蒼井が姿を消したあの日から、
わたしだけを頼ってたのに、、、
乾杯したのに沈黙が続き、気まずい空気が漂っていた。
さっさと本題に入りたいのに、ガツガツいくほど素直になれない。
どうやって話を切り出そうか…
そんなことを考えていた時に、
「あたし今日、フラれたんですよぉー」
彼女が沈黙を破った。
「そうなんだ…ん?まさか和也に?」
「あっさりバッサリ、フラれちゃいました!」
それから彼女は喋り続けた。
入社当時から憧れてたと、ダメで元々の告白だったと、全然相手にされなかったと、、、
さっきまで腹を立てていたのに、急に親近感が湧き、「和也は無理だよ。可愛くてもね」
そんな言葉をかけていた。