最後の恋
理由を言ったら、あなたはどんな顔をするだろう………


私とのことを後悔する?


勝手なことだと分かっていても、彼のそんな顔だけは見たくなかった。


彼にそう思われるのだけは嫌だった。


今朝はお互いに感情的になってしまったけど、その後は仕事中に私的な感情を出すことなく1日の業務が終わった。


私は、彼から逃げるように会社を出てホテルへと戻った。


電源を落としたままでは、何かと不便で今日は電源は落とさなかった。


鳴ってもどうせ出ないつもりなのに、鳴らなかったら鳴らないで寂しいなんて勝手だと自分でも分かってる。


寂しさを紛らわすように、しばらく読めていなかった携帯小説の世界に久しぶりに脚を踏み入れた。


こういう時は、現実逃避しかない。
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