最後の恋
毎回、赤ちゃんがどこにいるかを探すのが大変だった。

もうそろそろ動き回れるスペースはないはずなんだけど。

下にいる子は比較的いつも同じ場所にいてくれたが、上にいる子は右に左とコロコロと動き回っていた。

一発で当たることもあったけど、「あれ?ここかな?うーん、いないね………あ!いた」とまるで、かくれんぼや鬼ごっこをして遊んでいるようだった。

2人の心音が聞こえると元気に生きているのが伝わってくる。

まだ見ぬ我が子を想像しながら、双子に会える日だけを楽しみに1日1日を過ごしていた。
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