幸せになってもいいですか?


お昼を過ぎた頃
パソコンに向かっていた私

常務秘書ではなくなった私は
第二秘書という肩書きだが
実際は雑用

常務以外の仕事もこなす
だから私がいなくても
久慈くんはもう大丈夫だ、


『久慈くん、これ渡すの忘れていたわ』


1つのファイルを渡す
それは私が自分で集めた取引先の情報
一般的なものプラス
私が目で見て得た情報

これで何度、常務に喜ばれたか…



「…ありがとうございます」


渋い顔をしながらファイルを受け取る久慈くん
中身を確認もせず
パソコンに視線を落とした

なに、その態度…
イラっとしながらも
今朝のことを思い返したら
これも仕方ないのかと思う

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