どんな君でも、愛おしくてたまらない。
どうやら、ガラスが割れたことは、先生に説明されなかったらしい。
わたしは絆創膏を貼ってる理由を説明すると、おばあちゃんの眉尻が下がった。
「大変だったねぇ。大丈夫かい?」
「うん、大丈夫だよ」
おじいちゃんも、心配そうな表情でわたしの右頬の絆創膏を見ていた。
おばあちゃん、おじいちゃん。
心配かけてごめんね。
「ねぇ、おばあちゃん」
「なんだい?」
わたしは夕ご飯を食べる前に、持ってきていたブレザーとシャツを、おばあちゃんに渡した。
「ガラスで、左袖が破けちゃったんだ。直してくれない?」
本当は自分で直したいんだけど、裁縫は苦手で……。
「わかったよ」
おばあちゃんは破けた部分を確認して、目を線にして快く引き受けてくれた。