どんな君でも、愛おしくてたまらない。







目を覚ますと、一番最初に白い天井が視界に映った。




独特の匂いが、鼻をかすめる。



なんでだろう。


なんだか、体が重たくてダルい。




『莉子ちゃん!目が覚めたのかい?』


横から声がして顔を向けた。



そこには、おばあちゃんとおじいちゃんがいた。



『わしらが誰だかわかるかい?』



おばあちゃん、どうしてそんなわかりきったこと聞くの?


疑問に思いながらも、気力なく口を動かす。



『おばあちゃんとおじいちゃん、でしょ?』



すると、おばあちゃんとおじいちゃんはほっと肩を撫で下ろした。




『莉子ちゃんはね、三日も眠り続けていたんだよ』


『目が覚めて、本当によかった』



三日も?


どうりで、体がしんどいはずだ。



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