モテ男の桐谷くんと地獄の罰ゲーム
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桐谷くん達がバスケをしている
近くのベンチに、腰掛けていた私に
「桃花ちゃん、炭酸大丈夫??」
雪くんは飲み物を差し出してくれた。
「すみません、なんか買ってもらっちゃって………」
「いいのいいの。つーか敬語禁止ー!!」
可愛く、口を尖らせながら私の横に
ゆっくりと腰掛けてきた。
ちょうど木のおかげで日陰になってるし、ありがたいと思いながら、雪くんが買ってくれたジュースを少しずつ飲む。
にしても、桐谷くん上手いな~。
さっきからシュート決めまくり。
「桃花ちゃんは、洸平と付き合ってどれくらい??」
いきなりの質問でジュースを吹き出しそうになった。
もしや期間で何かを判断される!?
い、いや………それはないか。
ただ疑問に思って聞いたのかもしれないし。
「ま、まだ二週間くらい…かな」
「そっか~。どう?? 洸平は」
「や、優しいかな………」
だめだ。
分かってはいるけど、やっぱり話し方が固くなってしまう……