モテ男の桐谷くんと地獄の罰ゲーム





***




結局、土日は部活も出なくて。
そのまま家に引きこもっていた。



雪や部員から凄いLINEが鳴りまくってたけど、"生きてるから"とだけ返し、後は既読無視していた。



相沢からも普通にLINEがきていたけど、見る気分でもなければ返せる気分じゃない。既読にさえしない。



”彼氏ができた”とか
”好きな人がいる”報告だったらと思うと、怖くて見れなかった。



そんな塞ぎ混んでる俺を見かねてか『兄貴、ちょっと付き合ってほしいんだけど』心配して舞が部屋へ入ってきた。



「……………なに」



ベッドに横になってる俺。舞を見ずに声だけに返す。



「買い物に付き合ってほしい」



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