モテ男の桐谷くんと地獄の罰ゲーム
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結局、土日は部活も出なくて。
そのまま家に引きこもっていた。
雪や部員から凄いLINEが鳴りまくってたけど、"生きてるから"とだけ返し、後は既読無視していた。
相沢からも普通にLINEがきていたけど、見る気分でもなければ返せる気分じゃない。既読にさえしない。
”彼氏ができた”とか
”好きな人がいる”報告だったらと思うと、怖くて見れなかった。
そんな塞ぎ混んでる俺を見かねてか『兄貴、ちょっと付き合ってほしいんだけど』心配して舞が部屋へ入ってきた。
「……………なに」
ベッドに横になってる俺。舞を見ずに声だけに返す。
「買い物に付き合ってほしい」