もう一度、あなたに恋していいですか
「じ、じゃあ…先生は!?先生は美々のことどう思ってるの?」

我ながら呆れた返しだった。
こんな質問”可愛い生徒ですよ”って言われて終わりじゃない。

「…可愛い生徒ですよ」

ほらやっぱり。
予想通りの答え。

「じゃあ、可愛い生徒のために協力してくれますよね?」

「協力?」

「私と組んで、昴と美々をくっつけるの」

「どうやってですか」

「それは…」

私が考えた計画を先生に全て話した。
先生はなにも言わずに私の言葉に耳を傾けている。

そしてその計画は次の日に実行されることになった。

< 103 / 145 >

この作品をシェア

pagetop