もう一度、あなたに恋していいですか
私が戸惑っていると、昴がすっと立ち上がって扉を開いて乱暴に中に入った。
「おい!何してるんだよっ!」
部屋に入ったかと思うと、昴は先生を突き飛ばした。
あああ…先生大丈夫かな。
「昴!?」
「この淫行教師!美々に手を出すな!」
昴は美々を抱きよせる。
もう我を忘れて大胆なことをしていることさえも気づいてないみたいだ。
「あら八木昴くん、おはようございます。あなたもお早い登校で」
先生は起き上がって服についたほこりをはらいながら、そう言った。
「いま美々にキスしようとしたの見たぞ。先生が生徒に手を出していいんですか」
昴は鋭い目付きで先生を睨む。
「あれ、見られていましたか。ドアがきちんと閉まってなかったですしね」
私がちょっと開けたんだけどね。
「最近よくふたりで会ってたみたいだけど、美々のこと好きなのかよ」
「あなたには関係ないでしょう」
「はあ?」
昴の勘に触ったようで、ますます昴の機嫌が悪くなる。
「八木昴くん。あなたこそ私たちの邪魔をする権利はありませんよね。なぜ邪魔をするのですか」
「美々は大事な幼馴染みだから…」
ここまできてまだそれを言うの?昴…
「それだけで、柏木美々さんの恋愛にまで口出しする権利はありませんよね。なら私と彼女がどうなろうがあなたに関係はないでしょう」
強めの口調で先生は言う。
まるでドラマを見ているような修羅場だ。
私はドキドキしながら見つめる。
「おい!何してるんだよっ!」
部屋に入ったかと思うと、昴は先生を突き飛ばした。
あああ…先生大丈夫かな。
「昴!?」
「この淫行教師!美々に手を出すな!」
昴は美々を抱きよせる。
もう我を忘れて大胆なことをしていることさえも気づいてないみたいだ。
「あら八木昴くん、おはようございます。あなたもお早い登校で」
先生は起き上がって服についたほこりをはらいながら、そう言った。
「いま美々にキスしようとしたの見たぞ。先生が生徒に手を出していいんですか」
昴は鋭い目付きで先生を睨む。
「あれ、見られていましたか。ドアがきちんと閉まってなかったですしね」
私がちょっと開けたんだけどね。
「最近よくふたりで会ってたみたいだけど、美々のこと好きなのかよ」
「あなたには関係ないでしょう」
「はあ?」
昴の勘に触ったようで、ますます昴の機嫌が悪くなる。
「八木昴くん。あなたこそ私たちの邪魔をする権利はありませんよね。なぜ邪魔をするのですか」
「美々は大事な幼馴染みだから…」
ここまできてまだそれを言うの?昴…
「それだけで、柏木美々さんの恋愛にまで口出しする権利はありませんよね。なら私と彼女がどうなろうがあなたに関係はないでしょう」
強めの口調で先生は言う。
まるでドラマを見ているような修羅場だ。
私はドキドキしながら見つめる。