いつでも隣にいるはずなのに。side1
いつメンってやつ?なんか、この4人でいると安心するって感じがする。




そんなイツメンで学校の門をくぐって、あるいていると、




「きゃー!!ふたりともかっこいい!!」と周りの女子ちに叫ばれてる。




「今日も大変ですな。男子諸君。」と、あきれたように咲が言う。



「あはは。また、こんな毎日が続くのかぁ」と、私がつぶやく。



「「はぁ」」と2人そろって、しゅうと涼がため息をつく。




学校でも1番と2番を争うくらいのイケメンな2人。




そんなふたりがわたしの幼なじみなんて信じられないと多々おもう。




2年生の教室の前にくると、さっそくひとが群がっている。



クラス発表の紙が貼ってあるからだ。




うん。だいたい想像はつくからべつに見なくてもいいかな。なんて、思っていると…




「え……うそ」咲がつぶやく。


嫌な予感がした。貼ってある紙を見てみると、



名前順にたどっていくと、公也涼…小桜咲……栗宮りみ……。



そこには、"大崎しゅう"という名前は書いてなかった。




「うそでしょ?……」本音がぽろり。




「しゅう。まじかよ。」と涼も

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