意地悪な両思い
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月曜日。
今日は、朝イチから長嶋さんと一緒に仕事。
会社へはタイムカードを押しに行ったぐらいで、
鞄に資料を突っ込んで、すぐにまた今度は駅へ。
私は単に、長嶋さんの打ち合わせの付き添いなんだけど、少しだけ特別感。
なんていうかな、例えるなら台風で午前中だけ休校だったみたいな、そんなどきどき具合というか。
おかげで今日は、一日が早く感じられそうだ。
ホームで電車を待ってる間、簡単な話をしていたけど、
途中とちゅう
「なんか暑いな。」
胸元のシャツを手でわしゃわしゃさせる、
長嶋さんの仕草が目立つ。
ホームに差し込んでくる日差しも、すっかり目が痛くなるほどまぶしい。
金曜日はこんなじゃなかったと思うんだけど。
この調子だと、
梅雨入りまでもう幾ばくもないのかもしんない。
すっかり服の汗染みを気にしないといけない季節だ。
そうこうしているうちに黄色い8両編成の電車がきて、比較的すいている中に、私たちは並んで腰かける。
30分かかるから、
長嶋さんは寝ててもいいよと言ってくれた。
さすがにそれはあれなので、
私は携帯をひとまず取り出して連絡を確認する。
速水さんから一件。
ちょっと前に来たばかりだ。
『もう電車?』
それだけならまだいいが、
『一緒に出勤したかった。』
なんて綴られてたりもするから、慌てて私は携帯の照明を一番下まで落とす。
私ですら見えづらい、真っ暗な画面だ。
実は、金土日とオール速水さんの家。
帰るつもりだったんだけど、速水さんが離してくれなかった。……とここではそういうことにしておこう。
今日の朝も、準備してる私の横で、
「一緒に出勤したらいいじゃん」
と茶々を入れてきて、
「いや誰かに見られちゃいますから」
「ばれないって」
の攻防。
長嶋さんと朝イチ打ち合わせって話したら、ようやく観念してくれたんだけど、
この様子だとまだ少し気に入らないのかも。
『本当はわたしもだよ。
お仕事頑張ってください。』
そう送って、私は携帯電話をマナーモードにさせた。
月曜日。
今日は、朝イチから長嶋さんと一緒に仕事。
会社へはタイムカードを押しに行ったぐらいで、
鞄に資料を突っ込んで、すぐにまた今度は駅へ。
私は単に、長嶋さんの打ち合わせの付き添いなんだけど、少しだけ特別感。
なんていうかな、例えるなら台風で午前中だけ休校だったみたいな、そんなどきどき具合というか。
おかげで今日は、一日が早く感じられそうだ。
ホームで電車を待ってる間、簡単な話をしていたけど、
途中とちゅう
「なんか暑いな。」
胸元のシャツを手でわしゃわしゃさせる、
長嶋さんの仕草が目立つ。
ホームに差し込んでくる日差しも、すっかり目が痛くなるほどまぶしい。
金曜日はこんなじゃなかったと思うんだけど。
この調子だと、
梅雨入りまでもう幾ばくもないのかもしんない。
すっかり服の汗染みを気にしないといけない季節だ。
そうこうしているうちに黄色い8両編成の電車がきて、比較的すいている中に、私たちは並んで腰かける。
30分かかるから、
長嶋さんは寝ててもいいよと言ってくれた。
さすがにそれはあれなので、
私は携帯をひとまず取り出して連絡を確認する。
速水さんから一件。
ちょっと前に来たばかりだ。
『もう電車?』
それだけならまだいいが、
『一緒に出勤したかった。』
なんて綴られてたりもするから、慌てて私は携帯の照明を一番下まで落とす。
私ですら見えづらい、真っ暗な画面だ。
実は、金土日とオール速水さんの家。
帰るつもりだったんだけど、速水さんが離してくれなかった。……とここではそういうことにしておこう。
今日の朝も、準備してる私の横で、
「一緒に出勤したらいいじゃん」
と茶々を入れてきて、
「いや誰かに見られちゃいますから」
「ばれないって」
の攻防。
長嶋さんと朝イチ打ち合わせって話したら、ようやく観念してくれたんだけど、
この様子だとまだ少し気に入らないのかも。
『本当はわたしもだよ。
お仕事頑張ってください。』
そう送って、私は携帯電話をマナーモードにさせた。