取り戻したい・・愛

✫✫養子に


話は簡単だった。

大賀さんは、俺を養子に迎えたい。
と、言い出した。

親もなく、中途半端な生き方をしてるなら
俺の元で生きてみないかと
俺は、高二だが、
この先の事なんか
考えていなかった。

大賀さんの世界がどんなものか
見てみたいと思ったから
その通りに言った。

それからは、早かった。

二、三日入院して
退院したら直ぐに引っ越しをした。

大悟は、びっくりしていたが
俺の思うようにしたら
いいと言ってくれた。

俺は、大賀組で
肋骨を治しながら
春仁さんから色んな事を学んだ。
奥さんの美津さんは、
俺に対して、なんの感情もないようだった。

俺もあの女(母親)を思い出すから
関わってもらわないのが
良かった。

そして、俺には
尾前 旭(おまえ あきら)18才
1つ上だが、俺の側近となった。

旭は、春仁さんに中学の時に
助けられて、ずっとそばにいるらしい。

だが、春仁さんがちゃんと学校には
行くように言うから
高校に行きながら組の事もやっている。

まあ、その高校も
春仁さんが理事長だ。

表向きは、他の人に任せているが。

後は、会社もかなりもっているし
大賀組は、日本最大だ。
大賀組から東西南北を分けて
その地域を任せている
組長達がいる。

春仁さんのお父さんの代は
全てを力でねじ伏せていたらしいが
春仁さんは、それぞれの組長に
任せている。

極道の集まりだから
色んな意味でも大変だが
それぞれの組長も
強者ばかりだから
統制はとれているようだ。
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