取り戻したい・・愛

✫✫引かない


風香は、仕事をするが
陽翔の事が頭から離れなかった。

始めての・・恋。

男性と付き合ったことはある。
だけど、自分から好んだ事はなく
いつも、一方的に言われて
私から捨てる。
そんな付き合いだった。

だけど・・・欲しい。
陽翔さんが。

そんなとき、養母か連絡があった。
「風香ちゃん、この間は、ありがとう。
お父様も楽しかったみたいよ。」
「私もお養父様と話せて楽しかったです。」
「そう、それなら、良かった。
それと、大賀さんとこの陽翔さんが
見えたそうね。」
「あっ、はい。」
「滅多に、見えないのよ。あの方は。」
「そうなんですね。
あの方は独身なんですか?」
「独身のはずよ。
風香ちゃん、陽翔さんが気に入って?」
「私なんかでは、相手に
されないでしょうが。」
「そんなことはありません。
安西の娘であるし
風香ちゃんは、容姿も振る舞いも
完璧なんだから。」
「うふふっ、
そんなこと言ってくれるのは、
お養母様だけですよ。」
「そんなことないわ。
でも、私の娘ですからね」
と、話してから電話切った。

夫人は、直ぐに夫に話して
大賀コンツェルンに連絡を入れて
貰った。

青柳さんは、丁重に断りをいれたが
安西さんも直ぐに引かず
「一度だけでいいから
      あって下さい。」
と、聞かない。

青柳さんは、陽翔と春仁さん
そして蓮さんに相談した。
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