取り戻したい・・愛

✫✫香水


陽子先生と話して
お風呂に入り
陽翔さんの帰りを待っていたが

いつのまにかソファで
寝てしまっていた。

頭を撫でられる感覚で
目をあけると
「起こしたか?
こんなとこで、寝てると風邪ひくぞ。」
「おかえりなさい。」
と、腕を伸ばすと
「珍しい、どうした?甘えたか?くくっ」
「・・・もぅ・・」
と、言って手を下ろすと
陽翔が抱き締めようと近づいて
海愛は、
思わず陽翔胸を押し返した
「ん?どうした?」
「陽翔さん、香水の匂いがする。」
「ちっ」
「・・・・・・・」
「いや、海愛じゃない。
あの女が転けそうになって
支えたんだ。
たまたま、俺の横にいたんだよ。
捨てるかこの服」
と、言うから
「だめだよ、クリーニングだすから。」
と、言うと
陽翔さんは直ぐに脱いで、
袋に詰め込んで
玄関に置きに行き

それから、私を抱えて
浴室へ
「陽翔さん、私、お風呂に入りましたよ。」
「また、はいるんだ俺と」
こうなると、なんと言っても
ダメだから
私は、また一緒に入った。

今日も、陽翔さんから
翻弄されて眠りについた。
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