隣の席の瀧くん
ダダダダダダダ…
ダダダダダダダ…
「え、なになになになに地震?」
「なわけあるか、揺れてねーだろ」
ーーーガラッ
「花!!はぁっ…携帯届いてたり、するっ?はぁ…」
杏かーい。
地震かと思った自分を殴りたい。
「これでしょ?彼氏様が朝から杏に渡してくれって届けに来てくれたよ」
「はぁ〜よかったぁ…あたし無くしたかと思ったんだよね。で、もしかしたら忘れたりしてって思ってさ」
「いやでも携帯忘れるとかアホすぎるよ杏」
「も〜うるさいなぁ〜」
パッとあたしから携帯を奪う。
「それより、花大丈夫?坂村くん…和から全部聞いたよ」
「あぁ…うん…どうだろう。今日一緒に登校してないし、分かんないや」
和も杏も心配してくれている。
すると、
横に瀧くんの姿。
挨拶しようとしたーー…