おとぎ




「さっきからさあ・・・
 お前もっとまともな日本語覚えろよ。
 前から言ってんだろ。ヴォゲ。」

「お前は生意気が一番なんダヨ。
 お前がイナイ優勝は本当の優勝じゃネエ。
 這い上がって来いヨ。ボケナス。」

「・・・・。」

「そんな重症カ?生きてるダロ。
 怪我が痛すぎて無理カ。」

「・・こんなん、かすり傷だよ。」

「だったら治してミセロ。
 かすり傷程度デ、バイクさぼんナ。タコ。」

「おう。」


ダンはそれだけ言って、

すぐ病室を出て行った。


やっと、秀ちゃんが秀ちゃんらしく

なってきた気がする。

ダン、ありがとう。






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