雨の日は君と。~先輩の香り~《続編》
「俺もどさくさにまぎれて
つけちゃおっかなー」
星野君が私に顔を近づけて言う
は、え…っ?
私が戸惑っていると
李月君が私を引き寄せる
「星野、手出すなって言ったよね?」
「あれは挑発だと思ってたんですけど?」
李月君の睨みにも怯えず
ニコニコと話す星野君
何でこんなに爽やかな顔を保てるんだろ…
「なーんて。
俺もそこまでたち悪くないんで。
あんな風に言われたら
諦めるしかないでしょ?」
星野君は、ははっと笑う
何を諦めるのかな…?
――――私は最後まで
星野君の気持ちには気づかなかった