雨の日は君と。~先輩の香り~《続編》
「ミスターの方は櫻井先輩確実だろ」
そうだよね~
李月君は学校一の「クール王子」だし。
それでもっと人気でるんだろうなぁ
嬉しいような、悲しいような…
複雑な気持ち。
あぁ、李月君の隣に
可愛い女の子が立つのか
李月君その人に一目惚れしたり…
「しないと思うよ」
美玲がニヤニヤして見て言う
あぁ、また声出てたか。
もう心の声が出てしまうことに
慣れてきてしまっている。
「ヤキモチ妬いてる風和可愛い~!」
そう言って美玲は
私の髪をガシャガシャとかき乱す
髪の毛乱れちゃうよ~~