雨の日は君と。~先輩の香り~《続編》






「あら、仲良いわね」




ふふっと微笑んでお母さんは言う




「…私のことを知ってて、よく風和から離れていかなかったわね…」



すごいわ、と呟きながら切なそうに言うお母さん




本当だよね…

皆離れていってしまうと思っていたのに





美玲も堀田も


李月君も離れていかなかった




ずっとそばにいてくれた







< 253 / 256 >

この作品をシェア

pagetop