雨の日は君と。~先輩の香り~《続編》




「涼に…、ふ~ん、そう。
 どうやってあげたの?」


少し疑うような目で見てくる李月君


「ん?こうやって。
 『はい、あ~ん』って」


堀田にも『あ~ん』ってやったんだよね
堀田は何かぶつぶつ言ってたけど。

私がそうやると李月君は
不機嫌な顔をした。

あれ、私また何か…


「この、天然ばか。」

そう言って李月君は
私のおでこをデコピンした

痛い…っ!





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