雨の日は君と。~先輩の香り~《続編》




「李月君…それヤキモチ?」

仕返しをしてやろうと
上目遣いで李月君を見上げる

李月君は少し目を見開いて
すぐに目を細めた


「さぁね」


口元に手を当てて目を逸らす。

李月君の照れた時の癖。



「李月君妬いてるんだ~」

「うるさい、風和のくせに生意気」


私がからかうと李月君に睨まれる


生意気って…

照れると口が少し悪くなるのが
李月君の可愛いところでもある




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