雨の日は君と。~先輩の香り~《続編》






「じ、実は、明日から
 一緒に帰れなくなって…」

「何で?」


混乱してる頭の中で色々な言葉を振り絞る



「…委員会がありまして」

「委員会なんてまだ決まってないよね」

「あ、あの、梅沢先生に
 色々手伝わされることに…」

「毎日雑用なんてないでしょ」

「ゔ、あの、えっと…」

「ねぇ、風和」


低く、冷たく響く李月君の声

「俺と帰りたくないの?」






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