【完】もう一度、キミのとなりで。
『そっかー。じゃあ、せっかくだからなんか話すか』
「えっ……!」
しかも、すぐに切ろうとするどころか、思いがけないことを言い始めて。
「で、でもっ、碧空くん熱あるんじゃっ……。
大丈夫なの?」
慌てて聞き返したら、碧空くんは少し驚いた声を出した。
『えっ、蛍知ってるんだ。俺が熱出してんの』
「あっ……」
『誰かから聞いた?』
「えっと……うん。美希ちゃんたちが話してるのをたまたま聞いて……」
『あぁ、そっか。そうなんだよ。
さっき計ったら39度あってさ』
「え~っ!?だ、だめだよっ!それは寝てなくちゃ!」
大変だ。まさか、そんなに熱が高かったなんて。
電話なんかしてる場合じゃない。