【完】もう一度、キミのとなりで。
聞き覚えのある、男の子の声。
「あっ、ありがとうございます……」
だけど、そう言って顔を上げた瞬間、私は思わず心臓が止まりかけた。
「えっ!」
だって、そこには思いがけない人物が、困ったような笑みを浮かべながら立っていたから。
う、ウソ……。碧空くん。
ビックリしすぎて、すぐには声が出てこない。
どうしよう。よりによって、なんで彼がここに?
戸惑いながらも無言のまま、ペコリと頭を下げ、カードを受け取る。
すると、碧空くんはなぜか自分もその場にペタッとしゃがみ込んだ。
目線が二人、同じくらいの高さになって、ドキドキする。
わあぁ、どんな顔すれば……。