【完】もう一度、キミのとなりで。
薄暗い人けのない歩道を二人並んで歩いていく。


校門を出てしばらくは、ただただドキドキして、妙に緊張して、何も自分から話しかけることができなかった。


今さら彼と何を話したらいいのかわからなくて……。


それに、碧空くんもこれといって何も話しかけてこない。


だけど時々気になってチラッと横を見ると、彼もまたすぐこっちを向いて、そのたびになぜかはにかんだように笑ってくれるのだった。


だからべつに、気まずいムードというわけでもない。


目が合うとちょっと照れくさい。


なんだろう、この空気……。


「……ところで、学校どう?楽しい?」


「えっ?」


途中、ようやく碧空くんが話しかけてきた。


「えっと……う、うん。楽しいよ」


「そっか、よかった」


「……」


「友達、できた?」


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