【完】もう一度、キミのとなりで。

そう聞かれて少しドキッとする。


もしかして、わざわざ気にかけてくれたのかな?


中学の頃は私、あまり仲のいい友達がいなかったから。


だけど今は加奈子ちゃんがいるから、少し胸を張って答えられる。


「……うん。できたよ」


照れながら返事をしたら、碧空くんはなぜか大げさに喜んでくれた。


「へぇ~よかったじゃんっ!

なんか安心した!」


「えっ、あ……ありがとう」


「たしかに元気そうだもんなー」


「……そう、かな?」


「うん」


話していたら、少しずつ緊張も解けてくる。


さっきまではどこか距離を感じていたはずなのに、フレンドリーな碧空くんを見ていたらそれもなくなって、だんだんと自分からも話しかけていいのかなと思えてきた。


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