【完】もう一度、キミのとなりで。
まさかのセレクトに言葉を失う。
よりによって、こんな大ボリュームのメニュ-。食べきれないよ……。
でも、買いなおすなんてもったいないし、かといって食べきれずに残してももったいないし……なんて、食券を手に持ったままその場で途方に暮れていたら、ふと横から声をかけられた。
「へぇ、お前、カツ丼の大盛りなんか食うんだ」
「えっ!」
聞き覚えのある声に振り返ってみると、そこにいたのはあの矢吹くん。
「意外と大食いなんだな」
そう言われて恥ずかしくなって、慌てて否定する。
「ち、違うのっ!これは、押し間違えちゃって……」
「はぁー?アホじゃん」
「……っ」