【完】もう一度、キミのとなりで。
「えぇーっ、ウソ!あの矢吹くんが!?」
その後学食のテーブルに座りながら、加奈子ちゃんに先ほどの矢吹くんの話をしたら、彼女もひどく驚いていた。
しかもやたらと興奮気味で。
「それちょっとカッコいいんだけど!優しいんだけど!
なんかあの人のこと見直したかも~」
そう言われてみれば確かに、さっきのはちょっとカッコよかったかもしれない。
まさか私も彼に助けてもらえるとは思わなかったし。
オムライスをいつも以上に味わって食べなきゃいけない気持ちになる。
「でもさぁ、それって絶対相手が蛍だからだよ。
やっぱり矢吹くんは蛍のこと気に入ってるんだって」
加奈子ちゃんはまたしてもそんなことを言い出すし……。