【完】もう一度、キミのとなりで。
だけどそんな時、ちょうど火照った顔を冷やすかのように、突然右頬に何か冷たいものが触れて。
「……っ?」
なにかと思って見てみたら、その冷たい物体はなんと、紙パックのミルクココアだった。
えっ、一体誰が……?
顔を上げると、そこには見覚えのある人物が笑みを浮かべながらこちらを見下ろしている。
「よっ」
目が合ったとたんビックリしすぎて、一瞬心臓が止まるかと思った。
だってだって……。
「そ、碧空くんっ!?」
なんでここに、碧空くんがいるの?
私が驚いて固まっていると、碧空くんはへへっとイタズラっぽく笑ってみせる。
「学食来たらさ、ちょうど蛍のこと見つけたから。
これ、さっきのお礼」