【完】もう一度、キミのとなりで。
「じ、実はね……碧空くんと私、同中なの……」
「えぇっ!そうだったの!?」
「うん。中2の時同じクラスになったことがあって、それで話すようになって……。
今のは昨日、駅で碧空くんの落とし物を拾ったから、さっき届けたら、そのお礼にこれをくれたみたいで……。
い、今まで黙っててごめんね」
私が申し訳なさそうに話すと、加奈子ちゃんは「へぇー」と言いながら目を丸くする。
だけど、全くもって嫌な顔をされなかったので、すごくホッとした。
やっぱり加奈子ちゃんはとてもいい人だ。
もっと早く言えばよかったなぁ。
「すごいや~。そんな接点があったんだ。
碧空くんと知り合いとかちょっとうらやましい。
さっきのやり取り見てたらやけに親しい感じだったからさぁ、ビックリしたよ」
「えっ……そ、そうかな?」
「うん。なんか付き合ってるみたいだった」
「えぇ~っ!?」