【完】もう一度、キミのとなりで。
「蛍って……あの碧空くんと知り合いだったの?いつから?
しかもなんか、呼び捨てされてたよね?どういう関係!?」
「……っ。あ、えーと……」
やばい。なんて言おう。
だけど、加奈子ちゃんがそう問いたくなるのも無理はない。
だって私は今まで一度も彼女に碧空くんの話をしたことがなかったし、付き合ってただなんて、うちの学校の誰にも言っていない。
幸い今の高校には私の通っていた中学出身者がほとんどいないからよかったけれど、加奈子ちゃんに何も言わないのはよくなかったかな。
でも、やっぱりなんとなく、付き合ってたことは言えないというか、碧空くんのためにも勝手に話したらいけないような気がする。
だから、知り合いだということだけ話すことにした。